まさかなぁと思って相談してみたら、まさかの過払い金120万円ありました。 全ての払いが終わっていた…
過払い金返還請求のやり方を詳しく解説!
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2018.07.05
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返還請求の対象となる人
テレビCMやインターネット広告で、過払い金の返還請求をすれば払い過ぎた金利が返ってくるという文言を聞いたことがある人も多いかと思います。しかし過払い金の返還請求は借金をしていた全ての人が対象になるわけではありません。
消費者金融などの貸金業者は利息制限法という法律で定められた範囲内でお金を貸しているのですが、2007年ごろまではこの利息制限法よりも高い金利でお金を貸している業者がありました。これにより本来利息制限法により定められた金額よりも多くのお金を返済してしまっていた人がいるため、その払い過ぎていた金利を取り戻すことを過払い金の返還請求といいます。
そのため過払い金の返還請求が可能な人は、2010年までにはじめて消費者金融やクレジットカードのキャッシングでお金を借りたことのある人が対象となります。それ以降に借金をした人は、過払い金の返還請求が活発になったため利息制限法の範囲内で借金をしていることになります。
ちなみに過払い金の返還請求は最高裁判所でも「貸金業者が利息を取り過ぎていた過払い金は、返金手続きをすれば取り戻せること」と認められている正当な権利です。過払い金の対象になっているかもしれない人は、まず自分が過払い金の対象であるかどうかをしっかりと考えてみましょう。
そして過払い金の対象である可能性のある人は、過払い金変換請求のメリットとデメリットを把握した上で過払い金の返還請求をするかどうか判断しましょう。
過払い金返還請求のメリット・デメリット
過払い金返還請求のメリット
借金をすでに完済している人であれば払い過ぎた利息が戻ってきますし、まだ返済をしている人にとっても返ってきた過払い金を借金の返済に充てることができますので借金総額を減らすことができます。
ただし過払い金は最後に取引した日から10年が請求できる期限となります。すでに借金を完済していて過払い金の請求を行いたいという人は、できる限り早めに対応するようにしましょう。
過払い金返還請求のデメリット
一方で過払い金返還請求を行うことでデメリットもあります。過払い金請求を行っても借金が0にならなかった場合、信用情報機関に情報が残るいわゆるブラックリストに載ってしまうという状態になります。
ブラックリストに載ってしまうと新たにクレジットカードを作ったり、ローンを組むことができなくなったりしてしまいます。しかしブラックリストに載ってしまったからといって、一生クレジットカードを作ったりローンを組むことができなかったりするかというとそうではありません。
信用情報機関の事故情報は5年程で消えるといわれていますので、その後支払い実績などをしっかり積んでいけば住宅ローンのような大型ローンを組むことも可能になります。一時的にブラックリストに載ってしまうこともあるかもしれませんが、過払い金請求によって借金を減額すれば完済が早くなります。
一度借金を全て完済すれば心にも余裕が出てきますので、自身の生活にもゆとりがでてきます。そういった点を踏まえても一時的にブラックリストに載るというデメリットはありますが、過払い金の返還請求については行うメリットの方が大きいでしょう。
またこれはあくまで過払い金の返還請求をしても借金が0円にならなかった人のデメリットです。返ってきた過払い金で借り入れの残額が0円になる人、返ってきた過払い金の方が多くなる人、すでに借金を完済しているが過払い金の返還請求を行った人はブラックリストには載ることはありません。
そういった人は過払い金の返還請求のメリットがより大きくなりますので、過払い金の返還請求を検討してみてはいかがでしょうか。
過払い金返還請求のやり方
自分で直接過払い金の返還請求を行う場合
過払い金の返還請求は弁護士や司法書士に頼むことが一般的ですが、自分で直接金融機関に交渉するという方法もあります。先ほども紹介しましたが、過払い金の返還請求は最高裁判所でも認められている正当な権利です。
そのため過払い金が実際に発生している場合、金融機関としてはそれに応じなければなりません。その作業は弁護士や司法書士に頼まずに自分で行うことも可能なのですが、金融機関から取引履歴を取り寄せたり過払い金がいくらになるのか計算したりと作業は煩雑で手間のかかるものです。
もちろん自分で行った場合、弁護士や司法書士に支払う手数料は必要なくなりますが作業量はかなりのものになるという覚悟のもと行ってください。
また金融機関も多数の過払い金の返還請求に対応してきていますので、専門知識がない相手の場合不当に低い金額を提示して和解を促したり、返還されるまでの期間を伸ばしたりという事例もあるようです。
そのため過払い金の返還請求に関する専門的な知識がない人にとっては、自分で過払い金の返還請求を行うリスクは高いです。過払い金の返還請求は自分でも行うことができますが、そういった点も踏まえた上で行うようにこころがけましょう。
弁護士や司法書士に依頼する場合
過払い金の返還請求は自分でも行うことができますが、不安な場合は過払い金の返還請求を多数行っている弁護士や司法書士に依頼するという方法もあります。ただし司法書士に依頼できるケースは貸金業者などからの個別の借金の額および過払い金が140万円以下の場合に限りますので、基本的には弁護士に相談する流れになるでしょう。
弁護士や司法書士に依頼した場合手数料はかかりますが、今まで過払い金の返還請求に成功した事例がありますので信頼して任せることができます。
弁護士や司法書士に依頼した場合の手数料は相手によって変わりますが、借金で苦しんでいる人からいきなり多額の費用は請求できませんので多くの会社では相談料は無料で成功報酬としているところが多いです。
成功報酬は取り返した金額の20%~25%ほどが相場なので、これを理解した上で信頼できそうな弁護士や司法書士に依頼するようにしましょう。成功報酬のお金が安ければ安いほどお得という考えもあるかもしれませんが、中には経験が少ないため成功報酬を安くしているという弁護士や司法書士も存在しています。
また中には過払い金請求でトラブルになってしまう悪徳な弁護士、司法書士がいるというのも事実です。過払い金の返還請求に対する知識がないために、取り返せる金額をわざと安く設定したり依頼を受けても放置をしていたりする悪徳な弁護士、司法書士が存在しています。
これまでどのような成功事例があるのか、依頼する前に納得のいく説明がされたのかといった点を考えながら依頼する弁護士や司法書士は選ぶようしましょう。
過払い金返還請求は専門家に相談を
ここまで過払い金の返還請求のやり方について解説をしてきました。過払い金の返還請求は自分でも行うことが可能ですが、専門の弁護士や司法書士に依頼すること方が確実に過払い金を取り戻すことができます。
しかし先ほど説明したように、悪徳な弁護士や司法書士が存在しているというのも事実です。過払い金の返還請求はどの弁護士・司法書士に依頼するのかがとても大切です。しっかりとホームページを見た上で無料相談に訪れ、自分に合いそうで信頼できそうな業者を選んで相談してみてはいかがでしょうか。
過払い金の返還請求を行うことで借金が軽くなれば、自分の生活が大きく変わる可能性がありますよ。
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